有本尚紀プロ インタビュー


有本尚紀プロ...デビスカップチーム選手兼コーチにも選ばれ、ビッグサービスを武器に関西オープン優勝・栃木宇都宮オープン優勝など数々の国内トーナメントで活躍する。その傍ら、名古屋市でテニススクールを立ち上げ、世界に通用するジュニア選手の育成も行っている。


試合に勝てるようになったきっかけは?


奈良県でテニスを始めて、その後親の関係でスペインに行きました。

そこでテニスをやっていて、ジュニアの大会のマドリードオープンに準優勝してから自信がつきました。

同じクラブの中にかなり強いジュニアが2~3人いたので、強くなる為の基準を間近で見て肌で感じることができたのが大きかったと思います。


試合で大切にしていることは?


とにかく『動じないこと』が大事だと思います。上手い選手と戦うようになると、凄いスーパーショットが入ってきたり、または自分が凡ミスをしてしまったりしても、「あーそうなの。」と思って、動じないでプレーするようにしています。メンタル面のかけ引きが大事なので感情的に乱れないようにしています。


明らかに自分より強い選手と対戦した時考えることは?


とにかくタイブレーク狙いです。なんとか相手について行って最後にタイブレークまで持ち込もうと思っています。

タイブレークではたとえ相手の実力が上でも、流れがくれば勝てる可能性があります。そこを狙っています。

もちろん1-6や2-6で負けることもあります。しかし、何とかしがみついて望みのあるタイブレークまで持ち込もうという姿勢で戦っています。


有本プロはサービスが武器だと思うのですが、特にサービスで大事にしていることは?


サービスについては色々と考えています。特に、セカンドサービスを大事にしています。

良いセカンドサービスを持っていると、よりファーストサービスが生きてきます。逆に弱いセカンドでは攻められてプレッシャーをかけられてしまいます。

具体的には、ファーストサービスとセカンドサービスのスイングスピードは一緒にしています。それでもできる限りファーストサービスの確率を上げるように心掛けています。

それでもファーストサービスの調子があまり良くない時用にファーストサービスとセカンドサービスの中間のサービスを持っています。

スピンとスライスを混ぜたようなスピードもあるサービスです。調子を見てそれを使っています。


日本のトップ選手と海外のトップ選手との違いは何だと思いますか?


海外のトップ選手は強烈な武器を持っているように思います。全てのショットのレベルが高いのですが、その上でさらに強烈な武器を持っています。

あと、何と言ってもメンタル的なタフさというか、強い気持ちを持っています。スペインでプレーしていて、凄い才能や凄いショットの持ち主を何人も見ました。

しかし、結局心が折れて一流選手になれなかった人を何人も見てきました。もしかしたら、勝利に対するどん欲さが日本選手との違いかもしれませんね。


なぜ現役プロをやりながらテニススクールを始めたのですか?


クラブのオーナーがちょうど良いタイミングでお声をかけてくれたことと、良いスタッフが一緒にやってくれることになったことが大きかったです。

それと、地元名古屋から日本を代表する選手を輩出できたら素晴らしいと思ったからです。


今後挑戦して行きたいことは?


自分のプレーをさらに続けながら、将来的にはコート数を増やしてプロ育成コースのようなシステムを構築して行けたらと思っています。


こう話してくれた有本プロは現在も試合に出場しており、今後はATPが取れる大会を回って行きたいと意欲を見せてくれました!実は僕は有本プロと一緒にメキシコとキューバの大会に行ったことがあります。その時の有本プロは他の強豪選手達に引けを取らないビッグサービスとリターン力でとても良い試合をしていたのを覚えています。現在、有本プロは覚王山テニスクラブにてテニス教室の主催もされています。日本代表として世界に挑戦したい名古屋のジュニア諸君は、是非有本プロのテニススクールの門を叩いて、本物のテニスを体感してみてください!(榊原太郎)